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2024.03.14 ブログ

59人の大発表会!限られた稽古で大きく成長した姿に感動!令和5年度伝統文化親子教室報告

先日、市川市文学ミュージアム「ベルホール」にて、総勢69名の教室申込み参加から59名の子どもたちによる日本舞踊発表会を行いました。

全員が日本舞踊未経験、お稽古の回数は5回と限られた中でしたが、子どもたちは短期間に大きく成長し、立派に舞台をつとめました。踊りが上手になっただけではなく、お稽古や発表会に積極的に、真剣に取り組む姿勢が生まれるなど、様々な面で子どもたちの成長が見られました。

お稽古の過程や発表会の様子、子どもたちの変化、保護者の方からいただいた声を報告致します。

化庁の支援により実現しました

この発表会は、文化庁が助成する『伝統文化親子教室事業』に私が代表の『詠櫻會』が採択され、市川市・市川市教育委員会の後援をいただきまして、昨年から準備してきたものです。市川市の子供たちが伝統文化に触れられるよう『無料』で参加できる貴重な機会です。

子どもたち自らが興味を持って来てくれた!

なぜ69名ものたくさんの子供たちが参加してくれほとんどの子どもたちが、自分で興味を持って保護者の方へ「やってみたい!」と言ってくれていたことに喜びを感じました。事業に先だって、市内の小学校へチラシを配布していたのですが、それを手に取った子どもたちが意欲をもって「やりたい」と感じてくれた、これほど多くの子どもたちが参加してくれたことに本当に嬉しい驚きがありました。

普段触れる機会の少ない伝統文化に、これだけ関心を持ってもらえるというのは、市川市や各ご家庭の文化教育のレベルの高さを実感します。

お稽古や発表会を通じて子どもたちが成長したこと

私はこれまで日本舞踊講師として大人も子どももこれまでたくさん教えてきました。
そんな私が今回の親子教室で感じたのは、本当に素直に「たった5回の稽古で、ここまでできるようになるのか!」ということです。子どもたちが素直に、真摯にお稽古に向き合ってくれたからだと思います。
日本舞踊の基本である「すり足」「お辞儀」「足拍子」「扇子の使い方」などをみんなが覚えることができ、子どもたちも自信をもったのではないかと思います。

日本舞踊を通じて自信と勇気がついた

また、お稽古や発表会の準備の過程で、多くの子供たちに積極的に、真剣に取り組む姿勢が見られました。
私はお稽古や発表会で、できることは、なるべく子どもたち自身にさせるようにしています。お稽古中のちょっとしたお手伝いや、発表会の司会、音響、拍手係や、「後見」という、舞台上で道具を渡したりする重要な役も、すべて子どもに任せます。
ですので、私の教室では「〇〇やってくれる人はいますか?」と子どもたちに聞く場面が多いです。手を挙げてくれた、あるお子様の保護者の方から、「うちの娘が手を挙げたのは初めてです」と言っていただき、私もとても嬉しかったです。日本舞踊をやることで、自信と勇気がついたのだな、と実感しました。

ご準備に協力いただいた保護者の皆さんにも感謝

今年の伝統文化親子教室は想定以上の人気で70名近い大所帯となり、ベルホールでの発表会当日も大変でしたが、保護者の皆様にも快くご協力いただき、無事、舞台で稽古の成果を披露できました。子どもたちの舞踊は本当に美しかったです。

嬉しいことに、参加してくれたご家庭の中からは、継続してお稽古したいという声も複数いただいており、現代でも、伝統芸能の魅力はまだまだある!と感じています。参加した子どもたち、見守ってくださった保護者のみなさま、またご後援をいただきました市川市・市川市教育委員会様に心より感謝申し上げます。